9月のうたのアトリエ

こんにちは。


今月のうたのアトリエは、前回作った土の絵の具をつかってみました。



わたしが得意そうにもっているこの瓶の中の土が、絵の具です!


「みんなで作った絵の具、できたよ〜!」



土の色は、場所によって違うということを研究されている本があって、素晴らしかったので、今回の参考図書にしました。


「おじいちゃん、おばあちゃんのおうちはどこにある?」


「へー、ちょっと黒っぽいね」


「ひとつの村でもこんなに色が違うこともあるんだって」


みんなで感心しながら、土の色を味わいました。




『土のコレクション』

栗田宏一著

フレーベル館



いろんな色の土をコレクションしたくなる科学本。

おすすめです!



せっかく絵を描くならば

一色の茶色だけというのも寂しいので

市販の日本画用の土絵の具も追加でつかってみます。



さあ、このただの粉状のものをどうやって絵の具にするのか。。


日本画をやってきてよかった〜!


懐かしの道具たちを引っ張り出して実演しました。



「にかわ」は動物のコラーゲンの濃い〜ものです。

本来はぐつぐつ煮て使いますが今回は簡易的なものを。




にかわ。粒状になってたり、長い棒状になっていたりします。



自家製土絵の具だけは、粒子が大きいので、「土のコレクション」にならってボンドも足してみました。


絵の具を作るのに、そして描けるような状態にするまでこんなに手間をかけたことはないとお思います。

でも一度体験しておけば、チューブの絵の具もこうやってできてるんだなってわかるはずです。(基本は同じです)



今回は土というテーマがあるので、

絵を描く前に、土について思いを巡らせてみました。


土があるから食べ物が取れること。

木が生えること。

私たちが生きられること。


そんな原始的な感覚を思い出させてくれるお気に入りの絵本も紹介しました。

(手に入りにくい絵本です。。すみません。。)




こんなふうにイメージを膨らませたら

ついに制作スタートです!


次の投稿へ続きます。

うたのアトリエ

うたのアトリエは絵が好きな子どもたちの才能を花開かせ、たいせつに世界に届けます。