土の絵の具作り
こんにちは。
8月のうたのアトリエは盛り沢山で、土の絵の具作りまでやってみました。
絵の具は「売っているもの」「買わないといけないもの」と思うかもしれませんが、むかしむかしは工夫しながら自分たちで綺麗な色を作っていた訳で。
それを知ることができると、とても自由になれる気がしたのです。
地続きで道が見えてくるというか。
今の時代はお金を出せばなんでも手に入るけど、自分で作れるということを知っておくのはすごく心強いことだと思います。なんだって絵は描ける。
乾いた土を用意しました。
東京都の土。
場所によって土の色が違うので、色々試してみても楽しいと思います。
ふるいにかける。
みんな土は好きではなさそうだったなあ。
今の子は土と触れ合う機会がどんどん減ってるから、「汚いもの」という感覚があるのかなと思いました。
この土が私たちを育んでくれる作物を育ててくれるってことも、地続きの景色を知ることに繋がっていくのだと思う。
「全部がつながっている」っていう景色を見られるような、そんな気づきへのヒントになる体験になるといいなあ。
食育はわたしのフィールドではないけど、「ぜんぶ繋がってる感」を感じてもらえる機会をたくさんの子どもたちが持ってもらえるといいなあと願います。
kくん、さらに濾過する工程を興味をもって「やりたい!」と手をあげてくれました。
触れるとまたさらに深い経験になりますね。
あんなにあった土が濾過されて、細かい細かい粒子になりました。
余分な水を捨てたら、天日で干して絵の具の出来上がり。
この状態ではまだ絵の具としては使えないので、次回のうたのアトリエで絵の具として使えるように、さらなる魔法をかけます。
乞うご期待。
ちなみに
絵の具作りについて話をするときに、久しぶりに日本画の画材を引っ張り出しました。
ラピスラズリを砕いてつくられた「群青」。すんごい綺麗な青色なんです。
お値段もすんごいんですが。。
鉱石や貝殻や土や植物など、自然は本当に様々な色をもたらしてくれます。
次回は土の絵の具以外の天然の絵の具も使って作品作りをしていく予定です。
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